ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織でさがす > 秘書広報課 > 市長メッセージ(平成26年)

市長メッセージ(平成26年)

印刷用ページを表示する 掲載日:2021年12月1日更新

市長メッセージ 市民の皆様へ

平成26年3月11日 市長メッセージ

 寒さも緩みはじめ、春を少しずつ感じられる季節となりました。
 市民の皆様におかれましては、市政全般にわたりご理解とご指導を賜っておりますこと御礼を申し上げます。

 さて、平成23年3月11日に発生した東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所の事故から、3年の月日が経過いたしました。ここに震災により尊い命を落とされました多くの犠牲者の皆様に対し、市民の皆様とともに謹んで哀悼の意を表しますとともに、被災されました皆様方に、改めて衷心よりお見舞いを申し上げたく存じます。本市には、浪江町の皆様をはじめ浜通り地方から未だに多くの皆様が避難を余儀なくされておりますが、長期にわたる仮設住宅等での不自由な生活が続いておりますこと、心中をお察し申し上げますとともに、1日も早い故郷の復興を心から願うものでございます。
 また、これまでの間、多くの市民の皆様をはじめ、本宮を故郷とする方々、昨年7月に「友好都市協定」の締結をいただきました埼玉県上尾市、災害時の相互応援に関する協定を結ぶ全国へそのまち協議会の7自治体、災害時応援協定を結ぶ市内の7企業、地域活動や事業連携をいただいている相模女子大をはじめとする各大学、そして企業や各種団体の皆様方には、多大なるご支援とご厚情を賜っておりますこと、深く感謝申し上げます。
 さて、震災による公共施設などの災害復旧事業は順調に進み、ほぼ完了いたしました。なかでも、昨年7月には震災で倒壊した本宮第二中学校の新校舎が、県内の倒壊した小中学校のなかでは最も早く完成をいたしましたことは、本市の復興のシンボルとして、大きな喜びとするところでありました。
 しかし、未だに原子力災害は風評被害による影響や市民の皆様の健康への不安を残しており、放射能対策につきましては、引き続き最優先課題として、復旧・復興に全力を傾注しているところでございます。特に放射線による健康不安の解消のため、内部・外部の被ばく検査を進めるとともに、生活空間の放射線量の低減化を図るため、公共施設や住宅等の除染作業に取り組んでまいりました。現在、和田地区・長屋地区・高木もとみや台は除染作業が完了し、高木地区・仁井田地区・関下地区・白岩地区・稲沢地区・松沢地区で除染作業が行われております。平成26年度には市内全ての地区において除染の発注を行う予定であります。
 仮置き場につきましては、和田地区・長屋地区で搬入が完了いたしました。高木地区・関下地区では造成工事が行われ、仁井田地区・稲沢地区・松沢地区・岩根地区につきましても仮置き場が決定し、現在設計を行っております。今後も、地域の方々とのお話をさせていただきながら、一日も早く各地区の仮置き場を決定させていただき、生活空間の住宅除染や水路除染、道路の除染につきましても地域の皆様のご協力をいただきながらスピードアップを図り、安心と安全を確保してまいります。
 また、震災や原発事故により避難を余儀なくされている皆様方が、一日でも早く安定した生活ができるよう、コミュニティを維持しながら、生活拠点の形成を促進するため、復興公営住宅の建設を進めてまいります。
 私は、復興の道半ばであるこの地域が、安心して暮らせるまちとして再生し、市民の皆様すべてが未来に希望を持ち、一日も早く元気な本宮を取り戻し、「住んでみたい市 もとみや」を目指して、交通の要衝にある優位性と可能性を充分に活かし、市の復興計画に掲げた『安全と安心を大きな夢につなげる「福島のへそのまち」本宮』をスローガンとして、市民の皆様とともに、本市の早期復興に強い心で取り組み、復興を加速してまいりますので、更なるご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
 これをもちまして、震災後3年が経過しての私からのメッセージといたします。

平成26年1月1日 市長メッセージ

 明けましておめでとうございます。
 市長の高松義行でございます。 
 市民の皆様には、平成26年の輝かしい新春を健やかにお迎えのことと、お慶び申し上げます。
 また、日ごろより市政運営に格別のご理解とご協力を賜り、心より厚く御礼を申し上げます。
 さて、平成23年3月11日に発生した東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所の事故から、早くも3年の月日が経とうとしております。震災による公共施設などの災害復旧事業は順調に進み、昨年7月には、震災で倒壊した本宮第二中学校の新校舎が、県内の倒壊した小中学校の中では最も早く完成をいたしましたことは、大きな喜びとするところでありました。しかし、未だに原子力災害は風評被害による影響や市民の健康への不安を残しており、引き続き復旧・復興に全力を傾注しているところでございます。私は、未だ復興の道半ばである、この地域が安心して暮らせるまちとして再生し、市民の皆様すべてが未来に希望を持ち、震災前にも増して元気を取り戻すため、復興計画を掲げ、本宮市の復興に強い心で取り組んでおります。特に放射線による健康不安の解消のため、市民の皆様の内部・外部の被ばく検査を進めるとともに、生活空間の放射線量の低減化を図るため、公共施設や住宅等の除染作業に取り組んでまいりました。現在、和田地区・長屋地区は除染作業が完了し、高木地区・仁井田地区・関下地区で除染作業が行われております。
 また、白岩地区・稲沢地区・松沢地区でも除染作業を開始いたします。来年度には市内全ての地区において除染の発注を行う予定であります。仮置き場につきましては、和田地区・長屋地区で搬入が完了いたしました。高木地区・関下地区では造成工事が行われ、仁井田地区・稲沢地区・松沢地区・岩根地区の一部につきましても仮置き場が決定し、現在設計を行っております。今後も、地域の方々とお話をさせていただきながら、一日も早く各地区の仮置き場を決定させていただき、除染のスピードアップを図ってまいります。
 また、昨年11月には、スマイルキッズパークの屋内遊び場に小学校の中学年を対象としたアスリートエリアを増築し、リニューアルオープンいたしました。毎日多くの子どもたちが目を輝かせながら、明るい声を響かせております。さらに、子どもたちが屋外でのびのびと遊ぶことができるように、スマイルキッズパークに隣接する記念樹の杜を屋外遊び場として整備を行い、子どもたちの心身の健康の向上を図ってまいりますとともに、小中学生の学習環境の整備にも意をそそいで行きたいと思います。本年も引き続き、本市の力強い復興に向けた取り組みを最優先に進めてまいります。
 一日でも早く元気な本宮市を取り戻すため、市の復興計画に掲げた「安全と安心を大きな夢につなげる『福島のへそのまち』本宮」をスローガンとして、これからも市民の皆様と共に、本市の早期復興に更なる強い心で臨み、復興を加速してまいります。
 私は、いつの時代も、その地域に暮らす市民の安全・安心と福祉、教育などの向上、そして地域産業振興のために、さまざまな施策をその時々の状況を冷静に見極めながら展開することが行政の基本と考え、市政を執行してまいりますので、今後ともなお一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
 結びに、市民の皆様にとりまして新しい年が幸多い年となりますよう心よりお祈り申し上げ、新年のあいさつといたします。