過去の「こんにちは市長です」No.1から25
印刷用ページを表示する 掲載日:2017年9月1日更新
「こんにちは市長です」は、広報もとみやからの転載です。
No.1から25
No.25「安全・安心に住めるまちづくりを」
- 皆さん、こんにちは。
お盆が過ぎても暑さが続いていますが、朝晩の肌に触れる風の爽やかさに、少しずつ秋の近づく気配を感じております。
さて、10日から11日にかけて台風11号の影響が心配されましたが、降り始めからの総雨量は本宮地区で53ミリ、白沢地区で45ミリと、幸いにも大きな被害はありませんでした。本市では初動体制を早期に整え、市内のパトロールや施設の点検などを行い、台風に備えましたが、本宮市への影響はほとんどなく安心いたしました。
まだまだ台風やゲリラ豪雨の発生が懸念されます。水路や河川の増水、土砂災害の発生も心配されますので、油断することなく気象情報や市からのお知らせにご注意をいただきたいと思います。
改めて、全国で被災された皆様にお見舞い申し上げます。
さて、国土交通省により平成20年度から着手されました、阿武隈川左岸築堤事業の昭代橋から百日川間の堤防と市が内水被害対策として築堤事業に併せて整備を進めてまいりました、東町裏排水ポンプ場が完成し、8月1日に地権者の方々や地元の皆様、関係者の出席をいただき、完成地元報告会が行われました。
新しい堤防は、安全と景観に配慮された立派な堤防となりました。また、東町裏排水ポンプ場は、東町・東町裏・大町地内の雨水を3台の水中ポンプで強制排水するもので、25メートルプールの水を15分で排出することが可能な施設となっております。地域の内水対策に大きな効果が発揮できるものと期待しています。
これまでの間、地権者の方々、そして近隣にお住いの皆様にご協力をいただきましたことに心より御礼申し上げます。
今後も上流の昭代橋から鳴瀬地区まで、築堤事業が行われます。更には市街地のしっかりとした治水対策と安全対策を行い、安全・安心に住めるまちづくりを進めてまいります。
今年の「第8回本宮市夏まつり」が15日・16日もとみや会場、15日しらさわ会場で盛大に開催されました。雨の影響により残念ながら中止となったイベントもありましたが、多くの方々にお越しいただき、皆様の元気あふれる笑顔に触れることができ、大変うれしく感じました。関係者の皆様に改めて御礼申し上げます。
まだ残暑が厳しい季節です。体調管理に充分ご留意のうえ、お過ごしください。
(8月20日執筆)
No.24「安全と安心をPR」
- 皆さん、こんにちは。
まだ、梅雨明けとはなりませんが、夏を感じさせる日も・・・・・・。
暑中御見舞い申し上げます。
先日の台風8号の影響で梅雨前線が刺激されたために、本市では7月9日に大雨となりました。降り始めからの総雨量は本宮地区で89ミリ、白沢地区で95ミリを記録しましたが、幸いにも大きな被害はありませんでした。
本市では台風に備えて、早期に初動体制を整え、市内のパトロールや避難所開設の準備などを行いましたが、本宮市への影響は少なく安心いたしました。これから台風シーズンを迎え、またゲリラ豪雨の発生も懸念されます。水路や河川の増水、土砂災害が心配されますので、気象情報や市からのお知らせにご注意をいただきたいと思います。
さて、7月19日に本宮市が加盟する「全国へそのまち協議会」の総会が全国から7市町村を迎えて開催されました。
本市が安全・安心のまちであることを全国にアピールするとともに、万一、災害発生時には「へそ」で結ばれた絆のもとで、応急対策や復旧活動等に必要な措置を講じることを確認いたしました。
また、参加いただいた各市町村長の皆様と「定住促進に関する各市町村の取組み」について、意見交換をさせていただき、有意義な総会であったと思います。
また、19日、20日の2日間、みずいろ公園で開催されました「もとみや麦酒&元気いきいき交流フェスタ」会場において、本宮市の食の安全・安心PR、そして、全国へそのまち協議会加盟市町村と友好都市の上尾市からも参加をいただき、交流都市8市町村の観光PRと特産品などの即売会が行われました。心配いたしました雨の影響もなく、両日とも多くの方々にお越しいただき、盛大に開催することができました。ご尽力いただきました関係者の皆様に御礼申し上げます。
8月盆には「第8回本宮市夏まつり」が15日・16日もとみや会場、15日しらさわ会場で開催されます。盛り沢山のイベントを予定しておりますので、多くの皆様のご参加をお願いいたします。
暑さが厳しい季節です。また、熱中症が起こりやすい時期でもありますので、体調管理に充分ご留意のうえ、お過ごしください。
(7月22日執筆)
No.23
- 皆さん、こんにちは。
今年は、平年よりも7日早い梅雨入りとなりました。
梅雨の時期は天候が不安定なため体調を崩しやすくなります。温度差に体が慣れずに風邪をひきやすく、体の抵抗力も弱 り食中毒を起こしやすくなりますので、体調管理を心がけて、お過ごしください。
また、長雨が続きますと河川の増水や土砂災害が心配されます。気象情報や市からのお知らせにもご注意をいただきたいと思います。 さて、6月6日に「スマイルキッズパーク『記念樹の杜』屋外あそび場」整備工事の安全祈願祭が執り行われました。「記念樹の杜」は約8千平方メートルの敷地にアスレチック遊具や砂場、遊歩道などを配置し、子どもたちが屋外で安心して自然と触れ合い「冒険心」や「新たな発見」を体験できる施設です。既存の屋内あそび場とを地下連絡通路で結び、利用者の安全性に配慮した、子どもたちの好奇心と探究心を育てるあそび場となっており、今秋の完成を予定いたしております。新しい森の中の公園……楽しみにしてください。
7月19日には、本宮市が加盟する「全国へそのまち協議会」の総会が全国から7市町村を迎えて開催されます。これを機に、本市が安全・安心のまちであることを全国にアピールし、さらに広域的な災害に備えた交流の絆を深めたいと考えております。
また、19日、20日の2日間、みずいろ公園で開催されます「もとみや麦酒&元気いきいき交流フェスタ」会場において、全国へそのまち協議会加盟市町村と友好都市の上尾市からも特別に参加をいただきまして、それぞれの特産品展示即売会を行いますので、ぜひお越しください。
2014Fifaワールドカップ・ブラジル大会が開幕しました。残念ながら、初戦コートジボワール戦には1―2で負けてしまいましたが、次戦以降も元気に応援したいと思います。「がんばろう ニッポン!」(6月18日執筆)
No.22「災害復旧工事の早期終了を目指して」
- 皆さん、こんにちは。
今年のゴールデンウィークは、前半は連休のない日となりましたが、後半は4連休となった方も多かったと思います。好天に恵まれ、旅行に家族サービスに農作業にと、皆さんそれぞれ充実した休日をお過ごしになられたことと思います。
私も連休中は公務も少なく、久々にゆったりとした時間を過ごさせていただき、リフレッシュいたしました。
住宅除染につきましては「本宮市除染実施計画」の前倒しを行い、地域の皆様のご理解とご協力をいただき進めております。現在、各地区で除染作業や除染に向けた設計作業を進めるとともに、仮置き場につきましても引き続き地域の方々とお話しをさせていただいております。今後も住宅除染のスピードアップを図ってまいります。
さて、昨年8月5日の集中豪雨により、市内全域において一般土木施設・農林施設等で900箇所を超す大きな被害を受けました。早期復旧を図るべく全力で取り組んでおりますが、現在も復旧工事が 行われていない箇所が約17 0箇所となっております。
復旧箇所が多く工事に困難を極めており、復旧工事の遅れにより皆様には大変ご迷惑をおかけいたしております。
市では災害復旧工事に集中的に取り組み、早期終了を目指しておりますので、改めてご理解とご協力をお願いいたします。
6月は、本宮市議会定例会が開催されます。市議会はどなたでも傍聴できますので、お出でいただければと思います。ぜひ感想をお聞かせください。
間もなく、梅雨の季節となます。
梅雨の時期は天候が不安定なため体調を崩しやすく、また、温度差に体が慣れずに風邪をひきやすくなります。体調管理に充分ご留意のうえ、 お過ごしください。(5月21日執筆)
No.21「春風さわやかに」
- 皆さん、こんにちは。
本宮の桜は4月上旬から中旬にかけ満開となり、花見の名所であります、塩ノ崎の大桜、蛇の鼻の桜、日輪寺の枝垂れ桜、みずいろ公園の桜、城ノ内古戦場の枝垂れ桜に多くの皆さんにお出でいただきました。本宮のすばらしい春の息吹を感じていただけたことと思います。
現在、3月末から約1か月間をかけ、市内14会場で地域懇談会を実施しております。
地域懇談会では、平成26 年度の市の方向性について、予算概要と定住促進を大きな目標とする「住んでみたい市 もとみや」の実現に向けた施策として、「近隣への勤め先を確保するための新たな工業団地の整備」・「本宮の地で産み育てる、子育てしやすい環境の充実」・「優良な宅地提供への取組み」などについて、お話をさせていただきました。大変お忙しい中、多くの皆様にご出席をいただき感謝申し上げます。市政運営へのご指導、貴重なご意見、要望など皆様からいただいたお声をできるかぎり市政に反映して参りたいと考えております。
さて、4月20日には第8回もとみやロードレース大会が開催されました。北は北海道、南は香川県から、昨年の参加者1,375名を大幅に上回る、1,739名の多くの選手の皆さんに参加をいただきました。昨年は季節外れの大雪の中での開催でありましたが、今年は天候に恵まれ春風さわやかな里山風景の広がるもとみや路を満喫していただけたことと思います。運営にご協力をいただきました皆様に感謝を申し上げ、また来年も多くの皆様の元気なお姿を見
せていただきたいと思います。皆様の参加をお持ちしております。
また、今年で5 回目となる「ちょっと素顔のもとみやの旅」が全7回の予定で実施されております。本宮市の名所・旧跡めぐりなどを盛り込み、様々な企画を行って参りますので、もとみやの新たな発見を楽しんでいただきたく、皆さんの参加をお待ちしております。
そして、風薫る5月、新緑もあざやかに、さわやかな季節です。
5月は、1日の温度差や日により寒暖の差が大きく、また環境の変化などにより体調を崩しやすい時期でもありますので、体調管理に充分ご留意のうえ、お過ごしください。 (4月21日執筆)
No.20「平成26年度のスタートです」
- 皆さん、こんにちは。
日々、温かさも増し、吹く風も柔らかく、春の気配を感じる季節となりました。
さて、3月9日に、昨年7月31日に埼玉県上尾市と本宮市が友好都市協定を締結したことを記念して、島村上尾市長をはじめ、ご来賓、多くの各種団体の皆さんの出席をいただき、みずいろ公園で上尾市の木「かし」 と本宮市の木「まゆみ」の記念植樹を行いました。さらに上尾市と市民の皆様との友好が深まることを願うものです。
また、3月9日と11日の2日間にわたり、「復興の集い2014」が開催されました。
震災により尊い命を落とされました多くの犠牲者の皆様への追悼と現在も除染のスピードアップによる復興の加速に取り組んでいること、原子力災害の影響による風評被害の払拭、未だに多くの方々が避難を余儀なくされている現実など、この事実を風化させてはならないという思いのなかで、3回目の開催となりました。
9日の「食の交流会」・「復興祈念コンサート」、11日の「復興式典」などをメインに実施され、両日とも多くの市民の皆様にご参加いただき、皆様とともに本市の復興に向けた思いを共有することができました。改めて御礼申し上げます。
さて、新年度がスタートします。平成26年度予算の本宮市のスローガンを「笑顔、元気、未来へ、復興実感、福島のへそのまちもとみや」として予算を編成し、3月市議会定例会において慎重なる審議をいただきました。
本年度の予算の特徴は、除染対策事業につきまして、 平成25年度は補正予算で対応いたしましたが、今年度は当初予算から計上いたしました結果、一般会計で前年度当初予算と比較し、70%増の320億8,700万円と過去最大の予算となったことです。今後も事務事業の見直しを行いながら、市民サービスの充実に努めてまいりますので、市民の皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
4月は進学に就職にと新たなスタートの季節です。また、季節の変わり目でもありますので、体調管理に充分ご留意のうえ、お過ごしください。
(3月19日執筆)
No.19「週末の記録的大雪」
- 皆さん、こんにちは。
2月8日、15日の両週末が大雪となりました。
特に15日、16日の2日間にわたり降り続いた雪は記録的な大雪となり、市内各所で通行不能箇所が発生するなど、市民の皆様の生活に大変なご不便をおかけしてしまいました。
市といたしましても、災害対策本部を設置し、情報収集と状況確認を行うとともに、市内業者の皆さんから除雪車の対応をいただき、フル稼働で幹線道路や通学路を中心に除雪作業を進めましたが、なかなか除雪に入れない箇所もあり、大変ご迷惑をおかけいたしました。お詫び申し上げます。
そのような状況下、連日、各地区において多くの市民の皆様に除雪作業へのご協力をいただきましたことに、心より感謝申し上げます。
今後は、大雪災害への対処方法の再構築を考えていきたいと思います。
また、それぞれに被害を被られた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
間もなく、3月11日を迎え、東日本大震災から早くも3年が経過いたします。しかし、未だに避難を余儀なくされている多くの方々がいるという現実、除染実施計画をできる限り前倒しをし、一日にでも早く完了すべく取り組んでいること、また、風評 被害の払拭など、まだまだ震災は続いているという事実を風化させてはいけません。
市では、昨年に引き続き、「未来へつなごう!かけがえのないふるさと本宮」をメーンテーマに3月9日と11日の2日間にわたり、「復興の集い2014」を開催します。
思いを多くの皆様と共有いたしたいと存じますので、 ぜひ、ご参加いただければと思います。
暑さ寒さも彼岸までと申しますが、気候の変わり目でありますので、体調管理に充分ご留意のうえ、お過ごしください。
(2月19日執筆)
No.18「初日の出に誓う」
- 皆さん、こんにちは。
市民の皆さんには、すがすがしい新年をお健やかにお迎えいただけたことと思います。
平成26年元旦、午前7時過ぎに見事な初日が姿を現し、くっきりと丸い輪郭を現しました。 輝く陽ざしに向かい「復興の加 速とその歩みを市民の皆様とと もに共有できること」を誓いまし た。
早いもので、新年を迎え1カ月が経ちました。私の新年は、1月3日、岩角山岩角寺の大梵天祭、1月5日、消防出初式の 伝統行事への参加に始まりまし た。両日とも大変寒い日ではありましたが、多くの参拝者の皆 様と一年の「福」と「復興」を願い、消防団関係者の皆様とともに「無 火災・無災害と力強い復興」を誓 いました。
さて、1月12日に市の成人式がサンライズもとみやで開催され、今年は375人が晴れて成人式を迎えられました。私から新成人の皆さんに「時代が変わり、時が移っても、『人と人との 関係が基本である』と考えており、お互いの価値観を認め合い、他人を思いやる、温かい心を持 ちながら、『為すべき事を為す』そうした気概と努力により、充実した人生を歩んでいただきたい。」との言葉を贈らせていただきました。新成人代表者からは「一人ひとりが郷土を愛し、郷土の将来を背負っていける成人を 目指したい。」と力強く誓いの言葉をいただき、大変感銘をいたしました。
1月14日には、本宮市に浪江町から避難されている方のための復興公営住宅を建設するため、協定書の調印式を行いました。 調印式には馬場浪江町長にご出 席をいただき、樵福島県企画調 整部避難地域復興局長の立ち合いのもと、協定書への署名を取 り交わしました。
この復興公営住宅の建設につきましては、大変重い責任を感 じております。復興への次のステージのため、避難されている皆さんのご意見をお聴きし、良質な住環境を提供できるよう、責任を持って整備に取り組んで参りたいと考えております。
大寒に入り、まだまだ厳しい寒さが続きます。各地でインフルエンザが流行しておりますので、体調管理に充分ご留意のうえ、お過ごしください。
(1月20日執筆)
No.17「午、駆ける。」
- 市民の皆さん、明けましておめでとうございます。
平成26年の輝かしい新春を健やかにお迎えのことと心よりお慶び申し上げます。
今年の干支は、十二支の先頭から数えて7つ目の「午」の年です。私も年男となり、早いもので還暦を迎えます。
ところで「午」=「馬」ですが、馬の特徴であります大きな瞳は、頭の真後ろを除いた350度を見渡すことができる視界の広さを持っており、耳はレーダーのようにあらゆる方向に動き、音のする方角を探すことができると言われております。
午年生まれの私も視界をより広くし、市民の皆様からの声に耳を傾け、更なる復興のスピードアップと「福島のへそのまち もとみや」の元気発信に意を注いで参りたいと思います。
さて、昨年の11月30日と12月1日の2日間、東京都台東区の浅草寺境内において、観光福島のPRと風評被害の払拭を図る「福島県の観光と本宮市の復興市」が開催され、本宮市の特産品の本宮烏骨鶏の焼き鳥、新鮮な野菜や果物、お菓子、お酒などを販売し、復興と本宮の食を広くPRしてきました。両日とも天候に恵まれ、多くの観光客の皆様にお立ち寄りいただき、大盛況のうちに販売を終えることが出来ました。
また、12月6日には、JR本宮駅前東口広場で「本宮まちんなかイルミネーション点灯式」が、(株)Mot.Comも
とみやの主催により行われました。これは、県地域づくり総合支援事業の補助を受けたもので、今回は埼玉県上尾市との友好都市協定締結を記念して、「まゆみちゃん」と「アッピー」のイルミネーションが作成され、昨年よりもイルミネーションの規模が大幅に拡大されました。今、美しい光が駅前や市内の商店街を包んでいます。2月16日まで点灯されておりますので、ぜひご覧いただき、この幻想的な美しさを堪能していただきたいと思います。点灯式には、寒い中、島村上尾市長と牧野県北地方振興局長にご出席いただき、式を盛り上げていただきました。改めて感謝申し上げます。
本年が市民の皆様にとりましてより良い年でありますことを心からお祈り申し上げます。
また、寒さが一段と厳しくなりますので、体調管理に充分ご留意いただき、お過ごしください。
(12月18日執筆)
No.16「秋・・・そして冬へ」
- 皆さん、こんにちは。
秋の風物詩の「もとみや秋祭り」と「しらさわ秋祭り」が開催されました。
「もとみや秋祭り」は、台風27号・28号の接近による影響を大変心配いたしましたが、予定どおり開催することができました。
初日の10月25日は、残念ながら雨となりましたが、翌26日・27日は、天候も回復し、多くの方々にお越しいただき、祭りを楽しんでいただけたことと思います。
「しらさわ秋祭り」は、11月10日に開催され、あいにくの雨模様となりましたが、たくさんの家族連れでにぎわい、盛り沢山のイベントに各会場は大変盛り上がりました。
両会場とも皆様の元気あふれる明るい笑顔を拝見し、大変うれしく感じました。私も皆様の笑顔に触れ、たくさんの元気をいただきました。
ご尽力いただきました多くの関係者の皆様に改めて御礼申し上げます。
11月17日は、第25回市町村対抗福島県縦断駅伝競走大会(ふくしま駅伝)が開催されました。昨年の総合13位、市の部11位に続き、今年も総合14位、市の部10位と大健闘されました。晩秋の日差しの中、チーム全員が
熱い思いを胸に心を一つにして、ゴールを目指しタスキをつなぎ、福島路を全力で疾走する姿に感動を覚えました。また、多くの市民の皆様の沿道での応援に心から感謝申し上げます。
なお、詳しくは広報もとみや1月号でお知らせいたします。
また、11月9日に埼玉県上尾市と本宮市の友好都市協定締結の記念として、上尾市の上平公園で島村上尾市長とともに「まゆみの木」の記念植樹を行ってまいりました。上尾市民の皆様には、この「まゆみの木」をかわ
いがっていただければと思います。市でも先月25日に上尾市の木「かしの木」の記念植樹を予定しておりましたが、台風の影響で残念ながら延期となりましたが、改めて植樹式を行いと思い
ます。そして、両市の絆とより一層の発展を願うものです。
さて、今年も残すところ1カ月となりました。安達太良山の頂も白くなり、寒さが身しみる
季節となりました。これからの季節は、インフルエンザが流行しやすくなります。日ごろから充分な休養とバランスの取れた食事を心がけ、外出後は手洗いをするなどしっかりと予防に努
めていただきたいと思います。
これから一段と寒さが厳しくなってまいります。また、師走は何かとあわただしくなります
が、体調管理に充分ご留意のうえ、お過ごしください。
(11月18 日執筆)
No.15「復興の魂」
- 皆さん、こんにちは。
10 月10日に熊本県水俣市を訪問し、水俣病からの復興を目指す市の現状を視察しました。この視察は、水俣病発生から半世紀以上が過ぎ、復興へ歩む水俣市の姿を学び、東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所事故からの復興を目指す福島の足がかりとするため、安達地方広域行政組合が主催いたしました。
当日は、水俣市で「水銀に関する水俣条約外交会議」という国際会議が開催されている中での視察でありましたが、御多忙の中、宮本勝彬水俣市長をはじめ関係者の皆様の御出席を賜り、大変貴重なお話をお聴かせいただきました。
宮本市長からは『水俣は、水俣病により環境の破壊・健康の被害・差別や偏見、そして風評被害に長年苦しみ、今もその苦しみは続いている。しかし、この負の個性をプラスの資産にするため、平成4年に「環
境モデル都市づくり」を宣言し、ごみを24種類に分類した高度分別や減量化に取り組むなど様々な環境保全行動に取り組んできた。福島も時間の経過とともに風評被害、偏見や差別が懸念される。私たちは冷静に正しい情報を共有することが求められる。水俣のような悲しい経験を繰り返してはならない。』と福島への思いを話していただきました。
また、ご自身も水俣病の患者であり、水俣病資料館の語り部である緒方正実さんに面談の時間をいただき、水俣病発生の背景や差別に苦しんできたこと、あきらめずに闘ってきたことなどをお話しいただきました。直接お話をさせていただき、水俣病患者の苦悩・偏見との闘いをお伺いし、福島の現実と重なる部分やまだまだ続いている水俣の現実に目頭が熱くなりました。
緒方さんから、水俣からのメッセージと水俣湾埋め立て地にある水俣エコパーク内の実生(みしょう)の森の木の枝で彫った「こけし」をいただきましたのでご紹介させていただきます。
現実と正面から向かい合う事の大切さを、改めて強くいたしました。一日も早くこの「こけし」に顔を描き、復興の魂としたいと思います。
米の収穫作業も終わり、米の全量全袋検査もピークを迎えております。今年も本宮の米の安全安心を発信してまいります。
これから寒さも増してまいります。体調管理に充分ご留意のうえ、お過ごしください。
(10月18日執筆)
〜水俣からのメッセージ〜
苦しいでき事や、悲しいでき事の中には幸せにつながっているでき事がたくさん含まれている。このことに気づくか気づかないかでその人生は大きく変わっていく。気づくにはひとつだけ条件がある。
それはでき事と正面から向かい合う事である。
水俣病資料館・語り部 緒方 正実
本宮市長 高松義行 様
水俣の祈
水俣病の被害に遭い、苦しみながら失われた、人間、魚、鳥、すべての魂が宿っていると思われる、水俣湾埋め立て地にある、実生(みしょう)の森の木の枝で彫った「こけし」です。全ての失われた生命に祈りを捧げながら、「命の大切さ」と、二度と水俣病のような悲劇が繰り返されないよう、願いを込めて彫り続けています。白木のままで、目や鼻や口を描いていないのは、未完成の意味です。受け取られたみなさまの思いの中で完成させてください。
水俣市立水俣病資料館・語り部 緒方 正実
苦しいでき事や、悲しいでき事の中には幸せにつながっているでき事がたくさん含まれている。このことに気づくか気づかないかでその人生は大きく変わっていく。気づくにはひとつだけ条件がある。
それはでき事と正面から向かい合う事である。
水俣病資料館・語り部 緒方 正実
本宮市長 高松義行 様
水俣の祈
水俣病の被害に遭い、苦しみながら失われた、人間、魚、鳥、すべての魂が宿っていると思われる、水俣湾埋め立て地にある、実生(みしょう)の森の木の枝で彫った「こけし」です。全ての失われた生命に祈りを捧げながら、「命の大切さ」と、二度と水俣病のような悲劇が繰り返されないよう、願いを込めて彫り続けています。白木のままで、目や鼻や口を描いていないのは、未完成の意味です。受け取られたみなさまの思いの中で完成させてください。
水俣市立水俣病資料館・語り部 緒方 正実
No.14「復興への加速を」
- 皆さん、こんにちは。
8月5日の集中豪雨は、人的被害はなかったものの、市内各地で家屋の損壊や浸水被害、市道の路面洗掘や土砂崩れ等が発生しました。被害に遭われました皆様には心よりお見舞いを申し上げます。一日も早い復旧に向けて進んで参りたいと思っております。
さて、一昨年3月11日の東日本大震災から2年6ヵ月の月日が経ちました。この間、災害復旧と東京電力福島第一原子力発電所事故による、かつて経験したことのない放射能除染対策に取り組んで参りました。
平成24年8月から「本宮市除染計画」に基づき住宅除染を開始し、除染作業により発生した土砂等の仮置場につきましては、地域の方々のご理解とご協力をいただき、和田地区で造成工事を終え、8月よりフレコンバッグの搬入が開始されております。また、長屋地区で造成工事が行われており、高木地区および関下地区でも間もなく造成工事の発注が予定されております。
他の地区の候補地につきましても、引き続き地域の方々とお話しをさせていただきたいと思いますので、改めて、御理解と御協力をお願いいたします。
住宅除染については、和田地区での作業が終了し、今年度は長屋・高木・仁井田・関下・白岩・稲沢・松沢の各地区での作業開始と発注を行ってまいります。来年度には全ての地区について発注を行う予定であり、震災からの復興のスピードアップを図り、一日でも早く元気な本宮市を取り戻したいと考えております。
また、9月は市内各地で敬老会が開催され、各地区の敬老会に足を運ばせていただき、出席者の皆様とふれあい、明るく、元気な笑顔を拝見し嬉しく思います。私もたくさんの元気をいただきました。
実りの秋を迎え、米の収穫作業も本格化します。今年も昨年度に引き続き、米の全量全袋検査を行い、本宮の米の安全安心を発信してまいります。
朝夕の肌に触れる風に秋の気配が感じられる季節となりました。涼しくなってきますと夏の疲れが出て体調を崩しやすくなりますので、体調管理に充分ご留意のうえ、お過ごしください。
(9月20 日執筆)
No.13「集中豪雨への対策を万全に」
- 皆さん、こんにちは。
7月23日、27日そして8月5日と2週間の内に3回の集中豪雨が発生しました。
特に、8月5日の集中豪雨では、午後7時30分からの1時間で、本宮地区の最大雨量が71mm、白沢地区の最大雨量が75mm、降り始めからの累計で本宮地区107mm、白沢地区196mmを記録し、1時間当たりでは、今までに経験したことのない雨量でした。
被害も住家などの一部損壊、床上浸水、床下浸水、宅地の土砂崩れ、道路の冠水および土砂崩れによる通行止めなどが市内各所で発生し、大きな被害となりました。
市では、特別警戒配備体制を取り、排水ポンプの運転を行うともに、市内パトロールによる被害状況の把握、情報収集にあたりましたが、被災箇所があまりにも多く、箇所の把握に時間を要しました。被災箇所については、早期復旧を図るべく取り組んでおりますので、ご理解とご協力をお願いいたします。
今までの水害による災害は、阿武隈川の増水などによる内水の溢水被害でありましたが、 今回は過去の災害の経験が参考にならないものでした。突発的に発生する大雨は予想が大変難しいところですが、 市民の皆様の生命・財産を守るため、今回の災害を教訓に、 早期の情報収集等を行い、災害時の対応を図って参ります。
さて、上尾市との友好都市協定締結を7月31日に行いました。今後、文化・スポーツ・経済など幅広い分野で、交流の絆を深めながら、両市の一層の発展を願うものであります。
また、今年の夏まつりは、15日、16日に多くの方々にお越しいただき、盛大に開催されました。皆様の元気あふれる笑顔に触れることができ、 大変うれしく感じました。関係者の皆様に改めて御礼申し上げます。
今年の夏は、8月12日に高知県四万十市で国内の観測史上最高の41・0度を記録するなど全国的に猛暑となっております。熱中症は、いつでもどこでも起こります。熱中症をしっかり予防して、暑い季節を乗り切ってください。
(8月21日執筆)
No.12「笑顔のあふれるもとみやを」
- 皆さん、こんにちは。
7月20日、屋内遊び場「スマイルキッズパーク」に、ダンシングサンドを使った日本初の屋内砂場が新たにオープンしました。この砂の素晴らしいところは、水を使わなくてもまとまりやすく、思いのままに形を作り楽しく遊べることです。子どもたちは目を輝かせ、生き生きと遊んでいました。ぜひ、お越しいただき砂遊びを体験してみてください。
さて、住宅除染で発生した土砂を入れたフレコンバッグの仮置き場につきまして、和田地区と長屋地区で工事を進めており、和田地区については現在区画形状がわかる状態となり、間もなく搬入ができる見通しとなりました。また、高木地区は仮置き場が決定し、関下地区も仮置き場の決定に向けたお話を進めさせていただいております。他の地区につきましても、地域の皆さんと協議を進めさせていただいておりますので、仮置き場の選定にご理解とご協力をお願いいたします。
住宅除染は、和田地区・長屋地区・高木地区のもとみや 台で作業が行われ、他の高木 地区および仁井田地区でもまもなく作業が始まります。今後、更なる除染のスピードアップに取り組んでまいります。一日でも早く市民の皆さんが安心して暮らせる、そして笑顔のあふれる本宮市を取り戻したいと思っております。
また、7月9日に災害時に対応するため、市内の企業5社と災害時応援協定を締結いたしました。生活物資、建設資材、バス輸送などでご協力をいただけることとなり、災害時の更なる備えに対応が図られることに感謝を申し上げます。
前月号でもお話をしましたが、7月31日に埼玉県上尾市と友好都市の協定を締結いたします。第1部で調印式、第2部で本宮市のイメージキャラクター「まゆみちゃん」と上尾市の「アッピー」との婚約式を予定しております。両市の絆を強く結んでいきたいと思います。
暑さが厳しくなっており、特に熱中症が起こりやすい時期であります。熱中症は屋内・屋外を問わず発症しますので、体調管理に充分ご留意のうえ、お過ごしください。
(平成25年7月24日執筆)
No.11「絆を強く」
- 皆さん、こんにちは。
いつもの年より遅い梅雨入りとなりました。じめじめとしたすっきりしない日が続くと思われますが、恵みの雨となってほしいものです。
5月から約1カ月間をかけて地域懇談会を開催しました。お忙しい中、多くの皆様にご出席をいただき感謝申し上げます。皆様からいただいたお声をできるかぎり市政に反映して参りたいと考えております。
さて、5月19日、相模女子大が農業体験を行う場として、青田地内に農地約20アールをお借りして「マーガレットファーム」を開園し、23人の学生の皆さんが野菜の苗植えに汗を流しました。これから一年間、丹精を込めて丁寧に育てていただき、秋の実りを期待します。11月の学園祭などで販売する予定とのことですので、多くの皆さんに本宮のおいしい野菜を食していただきたいと思います。
また、6月1日、2日に福島市で「東北六魂祭」が開催され、県内外から多くの方に来場をいただき東北の絆を強く感じました。本宮市も会場内に特産品の販売ブースを設営したり、安達太良太鼓・八ツ田内七福神舞の出演と来場の皆様から大変好評をいただきました。
さらには本市で、6月8日に「第25回ふくしま緑の百景歩こう会」が開催され、市内外から約1,200名の皆さんに参加をいただきました。当日の朝方は雨も心配されましたが、徐々に晴れ間も広がり、新緑のなか、本宮の自然や歴史を満喫されたことと思います。ゴール会場では、豚汁を振る舞い、特産品を販売し、参加者の皆様に本宮の魅力や元気を感じていただけたことと思います。ご協力を頂きました多くの皆様に心より感謝を申し上げます。
現在、埼玉県上尾市と交流を図っておりますが、7月31日に友好都市の協定を締結いたします。これにより、今まで以上に文化の交流と親善を深めて参ります。そして、両市が強い絆で結ばれ、さらなる発展が図られるものと確信いたしております。
これから天候も変わりやすく、日々暑さも厳しくなってきます。体調管理に充分ご留意のうえ、お過ごしください。(平成25年6月19日執筆)
Vol.10「皆様の声を胸に」
- 皆さん、こんにちは。
ゴールデンウィークも幸い好天に恵まれ、行楽にショッピングに農作業にと、皆さんそれぞれお過ごしになったことと思います。私も連休中は公務も少なく、久々にリフレッシュをさせていただきました。
さて、4月21日に第7回もとみやロードレース大会が開催され、北は青森県、南は長崎県から1,375名の皆さんに参加をいただきました。当日は、季節外れの思いもよらない大雪となってしまいました。「晴れ男」を自負しておりましたが、この日ばかりは効果がありませんでした。予想外の天候とはいえ、行き届かない点もあったかと思いますが、また来年も多くの皆様に参加をいただき、元気なお姿を見せて頂きたいと思います。
現在、地域懇談会を開催しております。お忙しい中、多くの皆様にご出席をいただき感謝申し上げます。市政運営へのご指導、貴重なご意見、要望など皆様からいただいたお声をできるかぎり市政に反映して参りたいと考えております。
また、地域懇談会の中で、市民の皆様が除染について多くの不安を抱いていることを強く感じております。住宅等の除染作業は現在、和田地区で98%、長屋地区で19%が完了し、今年度は、高木地区、仁井田地区、関下地区、白岩地区で実施を予定しております。なお、作業の進捗状況により、他の地区も順次前倒しで実施し、皆様の不安を1日でも早く解消していきたいと思っております。
6月には市議会定例会が開催されます。市議会はどなたでも傍聴できます。ぜひ、お出でいただき、感想をお聞かせください。
日々、暑さも増してきております。体調管理に充分ご留意のうえ、お過ごしください。(平成25年5月22日執筆)
Vol.9「本宮をPr」
- 皆さん、こんにちは。
本宮の桜も4月中頃に満開となり、お花見の名所の蛇の鼻遊楽園、日輪寺の枝垂れ桜、塩ノ崎の大ザクラなどに多くの皆さんがお出かけになり、春を感じていただけたことと思います。
5月は山の緑も鮮やかさを増し、爽やかな季節となります。新しい環境やお仕事にも慣れた頃かと思いますが、くれぐれも健康に留意されてお過ごしいただきたいと思っています。
さて、3月23日と24日の2日間、東京都台東区の浅 草寺境内において、復興のPRと風評被害の払拭を目的として、「本宮市大復興市」を開催し、本宮市の特産品の本宮烏骨鶏の焼き鳥をはじめ野菜、漬け物、お菓子、お酒などを販売し、 本宮の味を広くPRしました。2日間とも、多くの観光客や参拝客が訪れ、大盛況のうちに販売を終えることができました。
また、4月16日には、門川京都市長や京都錦市場商 店街振興組合の皆様にご協力をいただき、同市場内に て本宮市の特産品を販売する「本宮物産直売会」を開催しました。この直売会には白沢中学校の修学旅行中の 3年生17人の生徒の皆さんにも参加をいただき、商店街の方や観光客から大変好評を頂いて参りました。今 後も本宮市や特産品をPR して参りたいと思います。
それから今年で4回目となる、「ちょっと素顔のもとみやの旅」が全10回の予定で実施されます。歴史ある観光資源を使った様々な企画を行っておりますので、 皆さんの参加をお待ちしております。
5月には地域懇談会を開催いたします。市民の皆様のご意見、ご提案をお聞きし、市政に反映させて参りたいと思いますので、お誘い合わせの上、ご出席ください。(平成25年4月24日執筆)
Vol.8「新たなスタートへ」
- 皆さん、こんにちは。
日々暖かさが増し、春爛漫の季節を迎えました。新年度がいよいよスタートします。
本宮市の新年度に向けた予算については、3月市議会定例会で慎重に審議されました。今月の広報紙にも詳しく掲載させていただきましたので、ぜひご覧いただきたいと思います。また、新年度のスタートにあたり、市では各部の方針を市民の皆様に少しでもご理解いただければと、今回初めて各部ごとにキャッチフレーズを作りました。職員が心を一つにし、同じ目標を持って市民サービスの向上に努めるために、職員が自ら考えて決めたキャッチフレーズになっております。
さて、3月10日、11日と「復興の集い2013」が開催されました。犠牲者の皆様方への追悼と震災の記憶を風化させることなく、後世にしっかりと伝えるべく開催させていただきました。式典をはじめ、「食の交流」、元気と癒しを感じていただくための「コンサート」などをメインに実施したところです。多くの市民の皆様にご参加をいただきましたこと、また、発災時刻「午後2時46分」の黙祷では、市内全域でご協力いただきましたことに深く感謝申し上げます。私も、これを機に復興の更なるスピードアップを心に刻みました。
4月は、進学・就職と新らたなスタートの季節です。これまでの生活から、新しい世界へと向かわれる皆様には、それぞれが自分の抱く夢に向って邁進され、ご活躍されますことをお祈りしています。 (平成25年3月14日執筆)
Vol.7「新年度に向けて」
- 皆さん、こんにちは。
昨年12月に新政権が発足し、福島県内から2人の大臣が誕生しました。根本匠復興大臣と森雅子少子化担当大臣です。震災からの復興、子どもたちの未来を担う重要なポストで、大きな期待が寄せられています。根本復興大臣につきましては、就任早々本市に訪れていただきました。2月1日には、私が復興庁を訪れ、早期の災害復旧や除染対策などについて要望させていただきました。根本大臣からは、「しっかりと受け止めさせていただき、復興のスピードアップを図る」との言葉をいただいたところです。今後、森大臣にも子どもたちが安心して住める市の創造のために、要望活動を行っていく予定です。
さて、毎年2月は新年度に向けた予算の査定が行われます。昨年末から予算編成作業を行いようやく形になってきました。今年度の一般会計予算は128億円でスタートしましたが、25年度も引き続き災害復旧工事や放射能対策等を含め過去最大の予算となる予定です。早期の復興を目指すとともに、さらに、市民サービスをもう一歩前進させる事業を実施してまいります。
なお、新年度予算については、3月議会で議案として上程されます。多くの市民の皆様に足を運んでいただき、活発な議論を傍聴していただければと考えています。
間もなく3月11日を迎えます。未だに避難を余儀なくされている方々がいるという事実とともに、除染作業を計画的に実施していることも含め、震災は終わっていません。市では、昨年に引き続き市民の皆さんの元気を取り戻すべく、3月10日と11日の2日間にわたり「復興の集い2013」を開催します。皆さんお誘い合わせのうえお越しいただければ幸いです。 (平成25年2月15日執筆)
Vol.6「新年行事に参加して」
- 皆さん、こんにちは。早いもので、新年を迎え一カ月が経ちました。皆さんの新年は、いかがでしたでしょうか。
私の新年は、今年も伝統行事などへの参加から始まりました。1月3日の岩角山大梵天祭。6日の消防出初式などです。とても寒い日でしたが、市民の皆さんの熱気や消防団員の凛とした姿に、今年1年市民の皆さんが健やかであることを願い、市の発展を誓ったところです。13日は市の成人式。市では今年361人が新成人となられました。私からは皆さんに「為すべきことを為し、充実した人生を歩んでいただきたい。そして、『ふるさと本宮』に誇りと愛着を持っていただきたい」との言葉を贈らさせていただきました。成人代表者からは「社会から期待される人となり、郷土を愛し、国を背負っていく成人を目指したい」との力強い言葉をいただき、深く感銘したところです。
さて、昨年12月26日に新政権が誕生しました。(1)復興・防災対策、(2)成長による富の創出、(3)暮らしの安心・地域活性化を重点分野とした緊急経済対策が決定され、大型補正予算が予定されています。現在、市では新年度に向けた予算編成を行っていますが、まずは、復興・復旧のスピードアップが図られる対策を願わずにはいられません。それが、将来の本宮・日本を背負う新成人者の意気込みに応えていくことにもなると考えております。
2月4日は暦の上では立春ですが、まだまだ寒い日が続いています。インフルエンザも流行しています。市民の皆さんも体調管理に十分ご注意いただきたいと思います。(平成25年1月23日執筆)
Vol.5 「秋から冬へ」
- 秋の風物詩、本宮、白沢の秋まつりは今年も大勢の人出で賑わいました。祭り情緒を醸し出した「先囃し」、勇壮な「裸神輿」、華麗な「真結女御輿」が運行されたもとみや秋まつり。YOSAKOI演舞や大ビンゴ大会、浪江の皆さんが参加して行われた舞踊「ふるさと浪江」も披露されたしらさわ秋祭り。恒例の牛乳早飲み、麦とろ早食い、湯どうふ食べくらべでは大いに盛り上がったお祭りでした。
今年のお祭りでは、新たに「ちびっこ御輿」が加わり、市内の子どもたち190人が参加し、まつりに華を添えてくれました。また、埼玉県上尾市の皆さんにもお越しいただき、本宮の秋を満喫されたと思います。
さて、11月7日、創業88年の歴史を持つフルーツ小売り、加工販売の老舗店「青木商店」(郡山市)と企業立地基本協定書を取り交わしました。市工業団地に加工工場と事務所が新設されます。市内における雇用創出と震災からの復興に大きく貢献していただけるものと歓迎しております。
11月18日は、市町村対抗のふくしま駅伝が開催されました。昨年の総合10位に続き、今年も総合第13位、市の部第11位と大健闘されました。チーム一丸となってタスキをつないでいただき、市民の皆さんに元気をいただくことができたと思います。皆様の応援にも心から感謝申し上げます。(詳しくは広報もとみや1月号で掲載します。)
今年も残すところ1カ月となりました。安達太良山も雪化粧し、寒さが身にしみるようになりましたが、皆様も寒さに負けないようご自愛いただき、お過ごしくださいますようお願いいたします。(11月19日執筆)
Vol.4 本宮市応援団!
- 「災害時相互応援に関する協定」を締結し交流を深めている上尾市の幹部職員の皆さんが、研修のため9月29日と10月13日の2回にわたり本宮市を訪れました。島村穣市長をはじめ27名もの職員の皆さんが、住宅除染作業の現場や米の全袋検査の様子などを視察しました。上尾市職員の皆さんの本宮を思う気持ちに、あらためて感謝申し上げます。
10月4日・5日には、本宮市に立地していただいている企業の本社訪問をさせていただきました。震災時の支援と震災以後も操業いただいていることへの御礼に伺ったところですが、訪問先では「本宮市が拠点施設。今後もがんばっていくので、本宮市もがんばってください」と、ここでもたくさんの激励の言葉をいただきました。さらに11月には、震災以後7社目となる企業の立地協定を予定しています。多くの企業に立地していただき、復興の途にあって大変ありがたく感じております。
10月22日には、東京しらさわ会の皆さんが「がんばれ本宮!復興支援チャリティーゴルフ大会」を開催し、多くの参加者の皆さんから寄附を募っていただきました。参加賞も本宮の米など特産品を利用していただき、ふるさとを思う気持ちに感激したところです。
福島県市町村対抗軟式野球大会では本宮市チームが快進撃を続け、初のベスト4に輝き、優勝に向けて頑張っており、市民に元気を与えていただいています。
本宮市野球チームの快挙、上尾市、企業、ふるさとを離れている方々の力強い応援を胸に、私もがんばっていきたいと思います。 (10月22日執筆)
Vol.3 1年6カ月という月日
- 昨年3月11日の東日本大震災から1年6カ月という月日が流れました。
全国で死者、行方不明者あわせて約1万8,700人という大災害は、決して忘れることはできません。避難者は、今だ福島県の16万人を含め、約33万人を数えており、不自由な生活を余儀なくされています。
この1年6カ月、災害復旧とかつて経験したことのない放射能汚染対策に追われてきました。この間、市民の皆様をはじめ、本宮を故郷とする方々、上尾市などの交流都市、連携している各大学や企業の皆様から、心温まるご支援ご協力をいただいており、あらためて深く感謝申し上げます。。
震災からの復旧、そして放射能汚染への挑戦は、まだまだ続きます。8月末からは米の全袋検査も始まりました。放射能物質が検出されないことを願い、風評被害を打ち破るべく、おいしく安全・安心な本宮産米のPRに務めてまいります。9月からは和田地区の住宅除染に着手することができました。今後、市内全域の除染に取り組む予定としています。
さて、9月は市内各地で敬老会が開催されました。各地区の敬老会に足を運ばせていただき、参加者の皆様とふれあうことができました。本宮の発展に貢献されてこられた皆様も今回の災害には大きな不安をお持ちのここと思います。しかしながら、不安を見せない明るいお姿を拝見し、私も元気をいただきました。
多くの皆様が、この本宮を愛し、心配し、そして支えていただいていることをしみじみと感じております。 (9月19日執筆)
Vol.2 福島のへそ もとみや!
- 広大な大地に広がる玉ねぎ畑や小麦畑。色鮮やかなラベンダーが見ごろを迎えた7月28日、「北海道のへそ」富良野市で「全国へそのまち協議会」の総会が開催されました。
本宮市は「福島のへそ」として平成23年12月に協議会に加盟させていただき、今回初めての参加となりました。この協議会は、日本のへそ、日本列島の中心、九州のへそなど、「へそ(中心地)のまち」を呼び名にしている8市町村で構成されています。お互いに情報交換を行いながらそれぞれの特性を参考に、地域の活性化に結びつけています。今年1月17日には、加盟市町村間で災害時の相互応援協定を結びました。震災を受け、住民の生命・財産を守るために迅速な支援をお互い行っていこうとするものです。すでに、埼玉県上尾市さんとも「災害時相互応援に関する協定」を結ばさせていただいております。災害対策は、一つの自治体では限界があります。これまでにはなかった市町村との大きな絆を結ばせていただき、非常に心強く感じています。
さて、今年の夏まつりは、灯ろう流し、舟こぎ競争が復活しました。花火大会も盛大に行われ、多くの方々にお越しいただきました。皆さんの笑顔に触れることができ、大変うれしく、そしてありがたく感じました。
間もなく、大震災から1年6カ月を迎えます。放射能との戦いはまだまだ続きますが、市民の笑顔を取り戻すべく誓いをあらたにした、夏でした。(8月20日執筆)
Vol.1 皆さんと一緒に元気なもとみやを!
- 広報もとみや8月号から市長コラムを執筆させていただくこととなりました。これから、市民の皆様に、その時々の市の出来事や市長としての私の思いなどを伝えていければと考えておりますので、目を通していただければ幸いです。なお、皆様からのご意見などもお寄せいただきたいと思います。
さて、今年8月で震災から1年5カ月が過ぎようとしています。被災された皆様、そして未だ避難を強いられている皆様のご心労はいかばかりかとあらためてお見舞い申し上げます。本市では除染計画に基づき、8月より比較的線量が高いとされる和田地区から、住宅の除染作業に入ってまいります。
また、7月からは一般成人の方を対象にホールボディーカウンターによる内部被ばく検査を始めました。夏休みを利用して高校生の測定も開始しています。さらに高校生以上の市民の皆様に電子式積算線量計の貸出しも行っておりますので、健康管理のためご利用ください。
7月21日には、市の顔となる本宮駅前東口広場が竣工しました。以前と比べると、スムーズな車の流れが期待でき、朝夕の交通ラッシュの解消が図られると同時に、市民の皆様が集う憩いの空間としてご利用いただくことを期待しています。さらに、7月22日には、白沢保健センターに室内遊び場「スマイルキッズパーク」を開設しました。未来を担う子どもたちには、室内で思いっきり体を動かして元気に遊んでほしいと思います。
少しずつですが、復興の光が見えてきています。私は、より元気な本宮を取りもどすため、今後も全力で取り組んでまいります。 (7月25日執筆)