住宅用火災警報器を設置しましょう
なぜ住宅用火災警報器が必要なの?
建物火災のうち住宅火災による死者の数が多く、その原因の約6割は「逃げ遅れ」となっています。また、年齢別では「65歳以上の死者数」が多く、今後の高齢化が予想されることから更に被害が増加すると考えられるからです。住宅用火災警報器を設置することで火災を早期に発見し被害を軽減することが可能になります。
※住宅用火災警報器の未設置に対し罰則はありませんが、大切な家族の命や財産を守るうえでは大切な設備です。
住宅用火災警報器にはどんな種類があるの?
機種やメーカーによって、タイプはさまざまです。下記の各『感知方式』、『形式』、『電源』で、いずれかを採用しています。
感知方式
形式
電源
住宅用火災警報器を購入しましょう!
【取扱店】
ホームセンターや家電販売店、消防設備事業者など
【価格の目安】
単独型で1個5,000円前後
連動型で15,000円前後(親機・子機1台の場合)
※あくまで目安です。販売店・機種の性能などで価格はまちまちです。
【NSマーク】
国の基準に適合していることを日本消防検定協会が鑑定し、合格した商品にだけ表示されるマーク
【安心してお使いいただくために(購入のポイント) 】
(1)性能が確かなNSマークつきのものを選ぶ
(2)専門工事が不要な電池タイプを選ぶ
(3)電池交換の手間が省ける長寿命のものを選ぶ
住宅用火災警報器はどこに設置すればいいの?
下記PDFをご覧ください。
住宅用火災警報器設置基準[PDFファイル/2,582KB]
住宅用火災警報器が鳴ったときはあわてずに!
住宅用火災警報器が、煙または熱を感知すると警報音や音声で火災の発生を知らせてくれます。
まずは周囲を確認して、あわてずに落ち着いて行動しましょう。
火災のとき
- 火の元を確認しましょう。
- 「煙がほのかに上がっている」「焦げ臭い」といった場合は消火器などで消して下さい(消火器の使い方について)。
- 「煙が充満して息苦しい」「炎が立ち上っている」といった場合は、すぐに避難してください。
- 119番通報<外部リンク>を忘れずに。
火災以外
- 異常がないかもう一度周囲を確認しましょう。
- 火災以外でも次のような場合には作動する場合があります。
(1)調理時に大量の煙や湯気が発生した。
(2)煙式殺虫剤を使用した、スプレー式殺虫剤が直接かかった。
不適正訪問販売にご注意!
住宅用火災警報器などの設置義務化を契機として、不適切な価格・無理強い販売などを行う業者にご注意ください(火災警報器はクーリングオフの対象です)。
不適切な訪問販売で被害に遭わないために!
- 消防署や市町村が直接、住宅用火災警報器を販売することはありません。
- 自分の家にはどの箇所に設置する必要があるのかあらかじめ知っておく。
- 口車に乗せられて、即決・契約をしないこと。
- 事前に見積りをとり、内容をよく確認すること。
- 罰金という言葉におびえて動揺しないこと(罰則はありません)。
クーリング・オフ制度とは
契約(購入)から一定期間以内(住宅用火災警報器の場合、契約から8日間以内)の場合、クーリング・オフをすれば代金を支払わなくてもすむ、支払った場合の全額返済が行える制度です。
少しでも不信に感じた、不適切な訪問販売に遭った場合など、詳しくは、消費生活センター<外部リンク>・消防署・警察署へお問い合わせください。
住宅用火災警報器に関するお問い合わせ
住宅用火災警報器相談室 フリーダイヤル(電話:0120-565-911)
※受付期間:月曜から金曜までの午前9時から午後5時まで(祝祭日を除く)